宮城県から山形県のお城巡り(その1)
2009年10月08日 (木)
オカちゃんと宮城県から山形県を回ってきた。私は2県とも全く初めての訪城なので、『歴史読本』2009年5月号「日本の名城都道府県別ベスト10」を参考に、運転手のオカちゃんが無理なく回れそうないくつかを選んでもらった。時折しもNHK大河ドラマ『天地人』ブームにあやかって、、、といった城址もいくつかあった。
■1日目
松島
仙台到着が若干早くなったので日本三景のひとつ松島まで足を伸ばした。初日だけは天気が良く、遠方の島々も一望できた。因に、日本三景の他のふたつは天橋立と宮島。
松島にはこんなあやしい城が堂々と存在。もちろん、D-oneさんの『あやしい城』にも載っている。そこには、2003年廃業と書かれているが、現在は松島城松島観光ホテルとして営業をしているようだ。
■1日目
松島


■2日目
仙台城 宮城県仙台市
本丸東側の石垣。さすがに近世城郭、作事がでかい。中門枡形跡を車がブンブン走り抜けて行く。
→仙台城跡(仙台市)
高舘城 宮城県名取市
高舘城へ辿り着くには、ホームページ『武隈の里』の「高舘山古墳」の頁が参考になる。ただ、城内は薮がひどくて遺構を楽しむとはいかなかった。それでも主郭南東側の虎口は二重枡形のように見えた。
岩切城 宮城県仙台市
近くの道が工事中で辿り着くのに時間が掛った割には、草茫茫で遺構があまりはっきりせずいまいち。
姫松館 宮城県栗原市
4日ほど前から行われていた草刈りのほぼ終盤時に訪城するという幸運に恵まれた。遺構がくっきり現れ、すばらしい。尾根を寸断する堀切が各所に設けられているが、その多くが二重堀切になっているのが特徴的。
志茂の手館 山形県最上町
麓に到着したのがすでに17時を過ぎていたので、辺りはかなり暗くなっていた。昇り口脇の民家の方に挨拶すると「すばらしい遺構があるよ」と言われ、ともかく急ぐ。比高50mほどを一気に登って息は絶え絶え。I郭とその北側の大堀切は昼間見たらさぞ雄大だろう。I郭の西側にII郭があり、その北斜面から西斜面にかけて十本以上の連続畝状縦堀群がある。こんなに暗くなっていては一人なら絶対に行かないと思われるが、勇敢なる二人の後を追いながらII郭北端に到達。そこから一本、二本と畝堀を数えて堀が西向きになったところから一気に下山し下の道路へ無事帰還。正確な縄張図と磁石のおかげで無駄なく回って来られたが、そのころには日もとっぷりと暮れていた。
仙台城 宮城県仙台市

→仙台城跡(仙台市)
高舘城 宮城県名取市

岩切城 宮城県仙台市

姫松館 宮城県栗原市

志茂の手館 山形県最上町

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