
すでに紹介済みの高橋修編
『佐竹一族の中世』ですが、ようやく佐竹氏について概観できる本が出たことを感じさせてくれる内容です。学術面が先行しているため、誰でも気楽に読める本とは言えませんが、佐竹研究や佐竹情報普及のエポックになる本だと感じます。

高橋修・宇留野主税編
『鎌倉街道中道・下道』もすでに紹介しましたが、これはお城の分布図の上に中世古道ネットワーク図を描いた透明なレイヤをかぶせた様に見えてくる、読んでいて楽しい、新しい視点の城郭関連本と言えます。

これら2冊は、専門家以外の方にもある程度読みやすくなっているので、今後長く読み継がれる本だと思います。さらに私たちの
『図説 茨城の城郭[改訂版]』や『続・図説 茨城の城郭』も合わせてお読みいただければ、常陸国の戦国史が縦糸と横糸で紡がれていくのを感じていただけると思います。って、ちょっと我田引水かな。
ひづめ (09/08)
京 (09/08)
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